さまざまな業界で活躍するトップランナーたちに選ばれるエドックス。連載企画“エドックス ラヴァーズ”では、彼らが愛用するエドックスウォッチへの想いに触れながら、プロフェッショナルとしての仕事へのこだわりや貴重なエピソードを紹介します。
今回は、2025年秋からエドックス アンバサダーに就任した、プロゴルファーの磯井 怜選手。
野球やテニスなど様々なスポーツを経験した後、大学時代からプロゴルファーの道を目指したという磯井選手。急速に上達しプロテストを受けるも落選。挫折を味わった後に実業家として成功を収め、その上で再びプロテストを受けて合格を果たします。
現在はプロゴルファーであり、実業家でもある磯井さん。その特異な経歴において、どんな想いがあったのか、どんな苦難を乗り越えたのか、そして何をモチベーションとしてきたのか。エドックス・アンバサダーとして愛用する『クロノオフショア1クロノグラフ オートマティック』と共に、磯井 怜選手の真の姿に迫ってみたいと思います。
いきなり挫折を味わうも奮起してプロを目指す

高校時代にゴルフを始めた時は、プロになるなど考えてもいませんでした。元々、スポーツは野球がメインでしたから。ゴルフに限らず、スポーツは早い段階で始めた方が有利です。中学生の時に少しだけゴルフをかじったことはあったのですが、やっぱり小学校からずっとやっている人と比べたら実力差は歴然。その時に感じた悔しさは、今でも忘れていません。
でも、大学に入ってからは国体をはじめ、関東や全国の大会に出て良い結果を得られたことで、プロへの興味が湧いてきました。小学生の頃からプロゴルファーを目指してきた人からすれば、かなりの遠回りといえるでしょう。

とはいえ現実は甘くなく、2017年に受けたプロテストは2打落ちで不合格。続く2018年も不合格となりました。その頃、同時に起業もしていました。プロテストが不合格になる一方で設立した会社が軌道に乗り始め、プロゴルファーよりも会社経営の方に興味が移っていきました。
一度離れたからこそ気づいたゴルフの面白さ

25歳の時に、当時経営していた会社を手放し、ゆっくりと過ごしていました。時間があるので、昔の経営者仲間や知り合いとゴルフなどを楽しむようになったとき、のちにスポンサーとなっていただける方から、またプロテストを受けてみればと背中を押していただきました。
一度ゴルフから距離を置き、プロになることを諦めたことで、一周回ってフラットな気持ちになれていることに気づきました。2018年はわずか1打足らず落ちたという悔しさもありましたし、また年齢的にもラストチャンスかなと思い、再びプロテストを受けてみることになりました。
受かったときは、素直に嬉しかったですね。やっぱり、自分はプロになりたかったんだなと再確認しました。
ゴルフと経営者の両輪で過ごす多忙な日々

プロゴルファーになってからも、会社経営は続けています。海外だと両輪でやる人は珍しくないのですが、日本だとあまりいないですね。自分には向いていると思うのですが、とはいえ時間の確保がすごく大変。会社の会議や打ち合わせが続き、練習時間が満足に取れないことがしょっちゅうです。当然、休みの日も取れません。もう半年ぐらいは休みがないですね。練習に行きたいのはもちろんですが、温泉にも行きたいなって思っています(笑)でも、忙しいのがそもそも好きなので、いい刺激になっているともいえます。ゴルフを介してビジネスに発展することも多々ありますから。

立場がまるで違うからこそ見えてくることがある
こんなこというと怒られるかも知れませんが、自分としてはゴルフよりも会社経営の方が難しいと思っています。ゴルフの場合は、ゴルフを上達することに特化すれば良いのですが、会社経営の場合は多角的な能力が求められます。感謝の日もあれば、頭を下げる日もある。自分は上手くやれても、なにか失敗すれば部下の責任を取らなくてはいけない。まるでジェットコースターのように日々が変化します。ゴルフは、負けたくないという気持ち一本でやり切れますから。

そもそもの性格としては、好きなことだけをやりたいタイプなので、プロゴルファーの方が向いているのかも知れません。とはいえ、いまだプロとしての実感が湧いてなくて(笑)。あまり気負うタイプでもないので、1回ぐらいプロとして花を咲かせられたら、というような肩の力を抜いたスタンスで、頑張りたいですね。
身につけるものにもプロゴルファーとしての矜持あり
2025年秋から『クロノオフショア1クロノグラフ オートマティック』を愛用していますが、とても気に入っています。プロになってから、ゴルフウェアブランドとコラボさせていただいておりますが、エドックスとも縁があればいいなと思っていましたから。

これまでは薄型の腕時計を着けることが多く、『クロノオフショア1クロノグラフ オートマティック』のようなダイバーズらしい大型のケースは初めて。ずっしりとした着け心地がカッコいいですよね。
腕時計はとても好きです。出来ればゴルフ中にも着けたいのですが、さすがにこの時計は難しいですね(笑)。スイングに影響が出そうです。でも、プロゴルファーの中には腕時計を着けたままプレイする人も結構多いんです。有名な選手の手元をよく見ると結構高級な腕時計を着けていたりして、それがカッコいいなと思います。

もし今後エドックスからゴルフ対応の高級機械式腕時計がリリースされることがあれば、是非着けてプレイしてみたいですね。優勝争いのパッティングで手元が映ったとき、エドックスの腕時計を着けていたらかっこいいですね(笑)。今回スポンサーのムータさんが僕のために作ってくれたキャップにも、ダイヤルと同じブルーカラーが使われているんです。ムータさんはゴルフでも海でも似合うウェアやアイテムを作っているので、まさに、この時計ともマッチします。
CHRONOFFSHORE-1
CHRONOGRAPH AUTOMATIC
クロノオフショア1
クロノグラフ オートマティック
Ref.01122-3-BUIN1-L

最高速度が時速200kmに達することから「海のF1」と呼ばれるパワーボートレース。その世界観と高度なスペックを腕時計に落とし込んだのが、クロノオフショア 1 コレクションです。
強靭な316ステンレスケースに、高硬度のハイテクセラミックベゼル、パワーボートでも使用されるカーボンファイバー製のダイヤルなど、各部に使用される素材が実にタフ。そこに、特殊なケース構造とねじ込み式リューズを組み合わせることで、500mの潜水を可能にしています。直径45mmのケースサイズは存在感抜群。さらに、ペルラージュ装飾を施したバックルを装着するクロコダイルレザーストラップが、スポーティでありながらラグジュリー感もしっかりとアピールしてくれます。
キャリバー:自動巻き(EDOX011 約46時間パワーリザーブ)、機能:時針・分針・秒針、クロノグラフ、日付、曜日、ケースサイズ:直径:45mm、厚さ:16.5mm、ケース素材:316Lステンレススティール、オートヘリウムエスケープバルブ、ダイヤル:フルカーボン、ベゼル:ハイテクセラミック(逆回転防止ベゼル)、防水:50気圧/500m、ガラス:サファイアクリスタル(無反射コーティング)、ストラップ:クロコダイル ※ラバーに付け替えて着用
※ご注意
撮影上の演出のため着用しております。
実際のプレー時でのご着用は推奨しておりません。
磯井怜(プロゴルファー・経営者)
1995年、千葉県生まれ。小・中時代に野球やサッカー、テニスなどのスポーツを経験し、高校からゴルフの道に。IMGアカデミーへの留学などを経てプロテストを受けるも、惜しくも落選。その後、実業家へと転身し成功を収めるも、再びプロを志し、昨年見事プロテストに合格。現在はプロゴルファーと実業家の二足の草鞋を履き、活躍を続ける。
公式インスタグラム:@_reigolf
Photography:Yukiko Kaburagi
Text :Masafumi Yasuoka
Special Thanks:Minamimobara Country Club
