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ファッショニスタOUTDOORエドックス
アーバンダイバーズと醸し出す上質な時間

徐々に表情を変える
“火”という存在に惹かれて

自然に立ち返り本当の意味での心地よい時間を探る本企画。今回のゲストは、スタイリストとして20年以上のキャリアを誇る梶 雄太さん。

ファッション誌を始めテレビのほか広告や映画等でのスタイリングに加え、最近ではアパレルブランドのディレクション、そしてキャンペーンムービーも手掛けるなど多岐に渡る活躍を見せる人物です。豪快のようで繊細なコーディネイト・テクニックからもうかがえるように、アウトドアへの考え方も一筋縄ではない独自の深い哲学を持っていました。

「アウトドアでの生活もそうですが、焚き火には兼ねてから興味を持っていました。キャンプなどのシーンにおいて火をおこすことの意味として、暖を取ったり煮炊きをするという実用の意味があると思います。しかしそれと同時に、似たような外観でありつつ徐々に表情を変える“火”という存在に不思議な魅力を感じます。」

「そういったことに気付いた切っ掛けのひとつが、山田太一の『早春スケッチブック』との出会い。80年代に放映された人間ドラマですが、なかでも元カメラマン役の山崎努さんが、主演の若者役である鶴見辰吾さんと焚き火を囲むシーンは印象的。」

「移ろいゆく焚き火の焔に託しつつ元カメラマンが若者に語って聞かせるシーンがあるのです。そこが個人的に心に強く残った場面であり、実際に焚き火の焔にどれだけのパワーがあるのかは未知数ですが、自分もそういった変化を味わってみたいと考えているんです」

家族と一緒に焚き火を楽しむ
別荘の時間

焚き火をするのであれば、一人よりも大勢が良いと語る梶さん。しかし昨今は3密を避ける意味でも、家族など近親者などとこぢんまり楽しむことが多くなりそうだと語ります。

「昨今はソロキャンプなどの人気から、一人で焚き火を実践する人も多いと聞きます。しかし自分には少しハードルが高い。まず、一人でキャンプ場までたどり着くモチベーションがキープできないはず(笑)。やはり大勢でワイワイやるのが、自分には似合っているように思います。ただ、複数の人を集めることが厳しい状況でもあるので、ここ一・二年は家族や親しい知人と小規模に行う感じになりそう。」

「今、一番実践してみたいのは蓼科にある別荘で、家族と過ごす焚き火のある休日です。子供にも火をスマートに熾せる父親であるところを見せたいですね(笑)。その他、日常の雑事で進んでいない読書などを、そういった時間にゆっくり味わうのも良いでしょう」

そんな思索的な面を持つ熟練スタイリストが、焚き火のシーンをイメージし自らスタイリングした装いが、ブルーを基調としたカジュアルなコーディネイトです。
「アウトドアだからといって、機能的な服を多用する考えは僕にはありません。むしろビビッドなカラーをあえて大自然のなかで楽しむくらいが今の時代にマッチしているように感じます。アウトドアというと、多くの人がアーシーな色みをチョイスしがちです。」

「しかしビビッドなカラーを軸に、気ままに楽しむスタイルこそ今の気分。40歳を越えてから特にそう考えるようになりました。なかでも今回は、エドックスの時計ともマッチするブルーのスタイリングがポイント。このドジャースのキャップは最近のお気に入りですが、別に球団のファンというワケじゃない(笑)。純粋にブルーというカラーが好きで、今日はそのお気に入りのカラーを気ままに楽しみたいと思ったから。」

「実は子供時代に自宅の部屋にて長く使っていた家具がブルーだったこともあり、非常に自分に近くて馴染みやすいカラーだと思っているのです。ウェアに関してはブルゾンとパンツともに僕がディレクションしている“サンセ サンセ”の新作。こういったアウトドアのシーンでは、本当の意味で自分らしい装いに徹することで、心からリラックスできるように感じます」

出会いが時計との繋がりを
深めてくれる

時計というアイテムに関しては機能性やデザインもさることながら、“出会い”を重視するという梶さん。つい最近も大きな出会いがあったと語ります。

「時計と車はステイタスアイテムの側面がどうしても強いので、どれを選ぶべきかは非常に難しい問題。しかも昨今はブランドやモデルも多種多様。機能などまで含めると選択肢が少々多すぎます。だからこそ、僕は“出会い”を大事にしているんです。つい先日、嫁さんが働く会社の上役から、僕等二人に時計がプレゼントされました。」

「それはメゾン系のクラシック時計でしたが、そういったドレスウォッチを自分で手に入れることはまずありません。とは言えとても嬉しかったので、どう使おうかと日々考えているんです。このエドックス クロノオフショア1も、人を介してその存在を知ることになったもの。創業1884年の老舗が打ち出す旗艦モデルということや、優れた防水性があることなどは、後から調べて分かった事実。」

「そういった部分も含め、新たな出会いなのだろうと考えています。とは言え傷つきにくいセラミックベゼルや500mの防水性などタフなスペックは、臆せずどこでも場所を選ばず使い倒せるということ。アウトドアでも気兼ねなくずっと着けていられるのは、ドレスウォッチにはできない芸当です。いろいろなコーディネイトに合わせられる万能な時計と感じます」

What he is wearing.

CHRONOFFSHORE-1

エドックスの全コレクションのなかでも世界的な人気を誇る「クロノオフショア1 」。パワーボートレースにおけるタフ&ダイナミックな世界観を表現した、機能性と美観を併せ持つラグジュアリーなクロノグラフ。逆回転防止ベゼルはサファイヤと同等の硬度を誇るハイテクセラミック製。飽和潜水に欠かせないオートヘリウムエスケープバルブを搭載した500m防水性能を備えた本格的なダイバーズだ。腕元を男らしく引き立てる45㎜の大径ケースに加え、スタッズパターンを配したラバーベルトも特徴。写真のモデルはインデックスの「1」部分に、五個のダイヤをあしらった特別なリミテッドエディション。世界限定300本のみのレアピースだ。

500m防水、316Lステンレススティール(ゴールドPVD加工)、45㎜径、クォーツ。¥214,500(税込)

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What he is wearing.

機能と美観を
両立させたケース

500m防水という高機能を実現させつつ、厚みを抑えたケースにより装着感も抜群。PVD加工がもたらすゴールドカラーが、腕元をラグジュアリーに彩ります。リューズにはアワーグラス(砂時計)を模したブランドロゴをデザイン。

視認性に優れつつ
爽快感も兼備する

ブルー&ホワイトの取り合わせが爽やかなダイヤルは、視認性にも優れたデザイン。使い込んでも美しい艶をキープする高硬度のハイテクセラミックベゼルも特徴です。ラバーベルトはエッジを利かせた独自スタッズバターンを採用。

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ケトル
“趣味のお茶を自分らしく嗜むために”

最近のマストアイテムとして、お茶は重要な存在だと語る梶さん。焚き火を利用してお茶を淹れるためにも、ケトルは持って出掛けたいアイテムのひとつだそう。
「お酒をほぼ飲まない自分にとって、お茶は欠かせない嗜好品といえます。その時の気分にも寄りますが、ハーブティや緑茶、ほうじ茶などを保温ボトルなどにいれて楽しんでいます。アウトドアにてキャンプや焚き火を囲むときなども、よくお酒を飲むという人も多いのですが、僕の場合は断然お茶。このケトルは家の近所のリサイクルショップで偶然見つけたもの。キレイな赤色と和んだ昭和風のフォルムがとても気に入っています」


“強い個性を感じる昭和の小説”

趣味のひとつに読書を挙げる梶さん。昭和40年代くらいの少し古い時代の小説が気になると言います。
「焚き火に興味を抱くようになったのも、昭和の小説がひとつの切っ掛け。この時代における物の考え方や社会の在り方、精神性などに興味があるんです。神吉拓郎の『私生活』は、そんな昭和の雰囲気を強く感じる短編集。何気ないリアルな生活感が感性を刺激します。マルグリット・デュラスの『廊下で座っているおとこ』は、乾いたタッチの官能小説。こういった本をじっくり読めるようになったのも、40代になればこそ。焚き火の側で静かにじっくり考えながら読み込みたい小説です」

コンパクトオーディオ
“アウトドアでは気軽に聴ける音が欲しい”

じっくり本を読み込む時間を大切にしているという梶さん。しかし場合によっては、ボーッと脱力する時間も欲しくなるとのこと。そんなときは無音よりも何か音楽を流しておくのがリラックスする秘訣だと語ります。
「アウトドアにてボーッと寛ごうとする場合に、特にこだわった機器は必要ないと思います。持ち運びやすくて使いやすく、細かな設定など無くすぐに音の出るラジカセみたいなものがベスト。さらに聴く曲も、肩肘張ったものでないほうが、僕の場合はバランス良く心地イイ。そういう意味で今の自分にとってジャストにハマるものをチョイス。聴くことで気持ちが少し軽くなるんです」

Profile

梶 雄太Yuta Kaji

スタイリスト

1998年よりスタイリストとしての活動をスタート。ファッション誌やテレビに加え、広告や映画などにてスタイリングを手掛ける。独自の表現は俳優・女優をはじめ、業界内外からも絶大な支持を得ている。昨今はスタイリングのほか、撮影や原稿執筆なども手掛けている。2020年SSシーズンから自身がディレクションするブランド「サンセ サンセ」がローンチし話題を集めている。

  • Photograph / Dai Yamamoto
  • Still Photograph / Kouki Saotome
  • Text / Tsuyoshi Hasegawa
  • Cooperation / Masaya Ino
  • Direction / Keiichi Moritani
  • Web / Headz Inc.